のりこサイトに脳の病気のことが書いてありましたが、私は奇しくも今日、7月に講演中に脳梗塞で倒れた恩師のお見舞いに行ってきました。先生とは平成元年からの長いお付き合い。当時私が通っていた専門学校の超人気講師でした。社会人の多い夜のクラスにもかかわらず、大きな教室はいつも満員でした。先生は生徒や若い講師の面倒見がよく、何ヶ月かのコースが終了した後も、ちょくちょく私達を飲みに連れて行ってくださっています。
先生からしばらく音信が途絶え、風のうわさに先生が入院されていることを耳にしました。当分、面会謝絶ということも。ショックでした。精力的に仕事をこなし、夜も元気に飲み歩き、一度だって健康診断でひっかかったことがないんだよ、と豪語していた先生だったのに。。。
昨日、先生に近い方からメールで、やっとお見舞いが解禁になったとお知らせがきました。そして今日、覚悟を決めて友人と共に先生に会いに行ってきました。いつも元気な先生しか知らなかったので、病室の中で車椅子にすわってテレビを見ている男の人の痩せた後姿を見て、病室を間違えたと思いました。入り口に戻り、ドアの横の名札を見直すと、やはり先生のお名前が書いてあります。もう一度、病室に入り、イヤホンをしている男の人の耳元で「先生?」と声をかけてみました。その男の人がゆっくりとこちらを向きました。痩せてはいるけど、それは確かに「先生」でした。
「来てくれたんだ。」先生はそう言うと、また静かにテレビの方に顔を向けてしまいました。私達はどうしていいかわかりませんでした。ご家族の方もいらっしゃらない。一生懸命言葉を探して会話を試みても、続かない。。。先生が少しでも喜んでくださればと思ってやって来た私達でしたが、迷惑だったのかもしれない。友達と顔を見合わせて、帰った方がいい、ということを確認し合いました。
「じゃ、先生、帰ります!」なるべく元気に声をかけました。先生はまたゆっくり顔をこちらに向けると、「もう帰っちゃうの?寂しいな。」とおっしゃられて、私に向かって小指を出し、「必ずまた来てくれよな。」と。先生の指きりげんまんはびっくりするほど力強かった。
先生、がんばって!私達、先生のお帰りを楽しみに待っていますので!
Posted by abemaki at November 19, 2003 12:48 AM | トラックバック身近な人の変貌ぶりに驚かれたことでしょう。でも恐らく家族は命が助かってよかった、そしてこれからのリハビリについて、…と現実が待ち受けています。リハビリは本人次第。心から先生頑張ってください!と応援しております。
Posted by: のりこ at November 19, 2003 05:05 AM先生には暖かい家族があります。そして、逆境に負けない強い意志をおもちだと思います。だから大丈夫!先生のご回復をお祈りします。
Posted by: at November 19, 2003 07:51 PM



