セブでのダイビング初スポットはリロアン・スミロン。新さんとは約3ヶ月ぶりの再会である。
9月3日水曜 曇りのち晴れ
今日から本番ダイビング。6ダイブがツアー代に入っているが当然のごとく追加ダイブをするものと踏んでいる。私はインストラクターが苦笑するぐらい移動の車の中で寝る。だって寝不足でダイビングするのは危険きわまりないから仕方ないのだ。当然今日もぐっすり3時間車内で寝たおかげで早起きした寝不足分を解消。リロアンというセブ島の先端に到着した。
ここが1本目のダイビングの場所だ。すでに朝から1本潜ってあがってきた新さんがお出迎え。”どうも~””寝てたでしょう?””わかりますぅ”何ていつもの会話を交わした。なんか懐かしいなぁ。
新さんは東京幡ヶ谷にあるmicフィールド館というダイビングショップで体験ダイブからずっと私達のCカード(OW、AOW)取得、そして伊豆へのファンダイブを担当してくれた人。今年4月末にmicを辞めてブルーコーラルに戻った。彼はケアンズ(オーストラリア)、セブ(フィリピン)と海外でのダイビング歴が長い。micで働く前はブルーコーラルにいたので、ブルーコーラル側からすれば復活した、ということになる。
昨夜真児さんに言われたとおり水着を洋服の下に着ていて、ウエットスーツに着替えたらすぐに潜れる状態にしている。朝からコーヒーがぶ飲みしているのでトイレに行きたい。
私 「新さ~ん、トイレ行きたいんですけど~・・・」
新さん 「どっちですか~?」
私 「はぁ??」
新さん 「大きい方?小さい方?」
私 「小さい方ですっ!」
新さん 「あ~、あるにはありますけど海でやった方がいいと思いますよ」
私 「いや、いいですからどこですか?」
新さん 「びっくりしますよ」
私 「いいから教えてください」
というわけでセブのトイレ話第一弾。隣にブタさんがいると聞き、大体想像はしていた。トイレは洋式便器のサイズが小さめなものがぽつんとあり、便座(座る時に下げるところ)はない。
つまり、手をつきたくなければ筋力で体を支える必要があるわけ。無事用を足したら汲み置いてある水で流す。ここは綺麗なトイレ(あくまでもセブ基準)ではなかったが、ドアがちゃんと閉まったのでまずまずである。
さぁ、とうとうはじめての海外ダイビングである。フィリピンはボートダイブがメイン。ビーチからある程度泳いで潜るのではなく、ポイントまで船で連れて行ってくれる。通称殿様ダイブといわれるように、スタッフが器材を背負わせてくれるため、ゲストは相当楽ができる。何せダイビングするにはウエイト(私は4キロ)を腰に巻き、タンクを背負い、とやたら重りをつけないと沈まない。人に手伝ってもらう有難さを痛感。
今日のダイビングのお仲間(6名):
白井さん、前澤さん(同じ飛行機だった方々)/天野さん、田中さん(AOW講習を受けていた)/私達夫婦
ガイド: 新さん、ネネ
1本目はリロアンのイラクポイント。(通算18ダイブ目)
みんなのアイドル、カクレクマノミは結構攻撃的だ。いいよねぇこういう本能をもっているのって。自分の縄張りを守るためにパクパク威嚇している。勢いがある。普段、人に下手に慣れてしまって餌付けされているイルカとか見てるとこういう小さなアイドルといわれる魚に自然を感じてしまった。他にはハナヒゲウツボ、クマザサハナムロ、ツムブリなどなど。
ダイビングが終わるとあつい麦茶、と思いきや、後で知ったところコーヒー(かなり薄い)を出してくれる。でもトイレに行きたくなるから少なめに抑える。
1時間ほど休憩。
2本目はスミロンのサンクチュアリー。(通算19ダイブ目)
海外の珊瑚は大きくて美しい。下手っちょダイバーの私はできるだけ珊瑚など海洋生物を傷つけないように計器類を抱えて泳ぐようにしている。スミロン自慢のテーブル珊瑚などは一種の芸術品。スパインチークアネモネフィッシュは日本で買うと5万円するらしい。新さんはボードに”5万円”と書いてみんなに見せる。実感わかないなぁ・・(笑)ゴールドスペックジョーフィッシュ(まゆゴールド)や背中に日の丸模様があるニチリンダテハゼ、そしてクマノミマンション!クマノミだらけだ。
今日の船は中にトイレがある。トイレといっても洋式便器の周りに囲いがあるタイプ。下は当然海。ウエットスーツを脱いで、用を足すのは面倒なんだけど、ダイビングの合間のトイレには困らない。
2本潜ったところで船上でお昼。発泡スチロールでできたお弁当箱におかず2種類とご飯が入っている。今日のおかずは春雨炒めとチキン。チキンはバーベキュー味としょうゆ味の間みたいな味。煮込んでいる。フィリピンでは米がとれるそうで、ご飯をお碗にパンパンにつけてプリンみたいにひっくり返した形でお弁当に入っている。フィリピン米は日本の一般的な米より細長いが、タイ米のようにパサパサしていない。炊き方のせいかもしれないが、比較的食べやすい。デザートはフィリピンバナナとマンゴー。マンゴー大好き!食べまくる。しかし夫は食べなきゃ損とばかりに食べている。食べることに貪欲なのはいいことだ。
通常は2ダイブのところ、今日の面子は追加ダイブとして3ダイブ目を希望。
3本目のポイントはビーチフロント(ノース)。(通算20ダイブ目)
スズメダイがたくさんいる。キャベツコーラル(キャベツみたい)やボウズハギ、コクテンフグなどなど。いわゆるドリフトダイブで、流れに逆らって泳ぐところでは一人取り残される。泳力ないんだからぁ・・いくらバタ足しても同じ場所にとどまっている感じだ。私が唯一疲れるまで泳げるのは背泳ぎなんだから普通の人みたいにクロールとかできないよ。(といってもダイビングではクロール泳ぎはしません)
さぁ、1日目のダイビングは終了。船は一路ドゥマゲッティへ・・・と、そこに”鮫だ~!”という声。えぇ~っ、うそでしょう?JAWSみたいにひっくり返されちゃ嫌だよ。あれは人の頭じゃないの??と思っていたら、JAWSみたいなヒレ(これこそフカヒレ)が近づいてくるではないか!!船上は興奮状態(日本人のみ)。
(JAWS?)
むむっ?!よく見るとあれはジンベイザメ!サメといってもShark Whaleと言われるように温和な性格で人は食べません。
ジンベイくんは次第に船に近づきまわりをぐるぐると泳ぐ。船上の人間は右へ左へとジンベイくんを追いかけシャッターを押しまくる。
(船の上からとったジンベイくん 撮影 のりこ)
どうもこのジンベイくん、私が思うに若いのではないだろうか。イルカが楽しそうに船の横を泳ぐのと同じような感じ。ひたすら私達の船の周り、や下をぐるぐる回っている。体も綺麗。ジンベイザメ特有のドット(点模様)が綺麗だし、これだけ好奇心があるということは若いに違いない!しばらくこれなら遊んでくれそうだなぁ。ここで決死の?!新さん、何とか水中のジンベイくんを撮ろうと知恵を絞る。現地ガイドのネネさん曰く、ジンベイはおとなしいけれど、尾をバシャッとすると危ないから水中に潜って撮るのは駄目らしい。郷に入れば郷に従え、ネネの言うことには従う。そこで新さんはマスクをし水中カメラ片手にバンカーボートの端から水中のジンベイくんを撮影。
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(バンカーボートの端から田中さんのカメラで水中のジンベイくんの撮影を試みる新さん)
興奮の中30分ほどジンベイくんに楽しませてもらい、ようやく船はドゥマゲッティへ。
(リロアンから乗ってきたバンカーボートとドゥマゲッティの乗り合いバス?”ジプニー”。このカラフルな車でホテルへ移動)
ドゥマゲッティとはネグロス島の先端で大学などがあることから、学生の多い街。外務省の安全データではセブ市内は”十分注意してください”、ドゥマゲッティのあるネグロス島は”渡航の是非をご検討ください”。ちとビビッテました。こんなに危険度の高いところに行くのははじめてだ。でもドゥマゲッティはホームレスも見当たらず、宿泊地も普通のリゾートホテルだった。
(サウスシーリゾートの部屋。何故か、シャワールームのドアはない・・)
ホテルにチェックイン後ログ付け(ダイビングの記録をログブックという手帳に書く)。飲み物は?と聞かれ、飲んだことのないCaliというアップルタイザーとパイナップルジュースを足して2で割ったような飲み物を注文。ワンパターンの夫はサンミゲル。
(ログ付けの一風景)
夕食はホテルの外にあるドゥマゲッティ随一?のシーフードレストランに行くことになった。フィリピンの乗り合いタクシー”トライシクル”はスリリングである。バイクの右横に座席が向かい合わせについていてそこに4名ほど乗れる。そして運転手の後ろに横のりに2名ほど乗れる。ここまでだと6名なのだが、今日のディナー人数は合計7名。そこですっかりフィリピンに慣れている新さんは4名が座っているところにつかまって(要するに、入り口にしがみつく。サンフランシスコの路面電車にぶら下がってる人みたいな感じ)乗る。ディナーの前にドゥマゲッティ唯一の繁華街に行き1時間ほどスーパーマーケットを覗いてお土産の下見をした。それからシーフードレストランへ移動。
(お店に入ると・・生簀がある。牡蠣がたくさん・・)
メニューは新さんに任せる。蒸した牡蠣、ガーリックを乗せて焼いた牡蠣、生簀からとった魚を揚げて甘酢あんかけにしたもの、そして上海チャーハン。一番のお勧めはガーリックを乗せた牡蠣かな。日本の牡蠣に比べ、えぐい臭いがあるため、蒸しただけではそれがとれない。上海チャーハンはパサパサだったので行儀の悪い夫と私はボロボロこぼしまくった・・ごめんなさい。最後にコーヒーが飲みたいと言い張る連れがいるため、やや不安はあったもののコーヒーをオーダー。何故不安だったか、というとメニューに”Coffe with cream"と書いてあったからだ。普通のレギュラーコーヒーならこういう書き方はしない。予想は的中?!。お湯を注いだカップの横にネスカフェとクリープの袋がついていた・・・それじゃぁもう少し値段安くしてもいいんじゃなぁい~??
(左から、蒸した牡蠣、ガーリックバターを乗せて焼いた牡蠣、魚の甘酢あんかけ)
トライシクルでホテルに戻る途中、ドゥマゲッティの山下公園、といわれるところ?に連れて行ってもらった。海岸沿いに芝生があり、そこで涼む人もいれば屋台で食事をしている人もいる。ただ明かりが白色灯ではないため、全体に暗い感じがする。
ホテルに到着後、部屋に戻る途中、暗闇に跳ねるものが・・・正体はこれ。
(カエルです。フラッシュに驚いて逃げちゃった)
明日も早いので今日はこれでおやすみなさい・・
Posted by noriko at September 3, 2003 11:13 PM




