今日は朝から健康的。ピッキオで1日がはじまる。
9月14日日曜 晴れ
7:30に目覚ましをかけ、起きたらよい天気!東京で見た天気予報では50%の確率で雨だったのに。こういう外れ方は嬉しい。雨戸を開けてから身支度をし、お疲れモードの友人を置いて夫と2人徒歩で星野リゾートへ向かう。約30分ほどで到着し、早速申し込む。
(星野温泉入口)
ピッキオとは野鳥の森(星野リゾート内にある国有地)をガイドと一緒に散策するツアーで、毎日午前9時出発、11:15までという予定になっている。森の中の野鳥や虫、植物を観察し、森に住む動物の足跡(熊や猪、カモシカなど)を見つけ、それらの動物がどういう行動をとったのかを説明してもらう。いわゆる体験型エコツアーである。
(ピッキオセンター入口、野鳥の森始点)
前回7月に軽井沢に来た際はじめてピッキオを体験した夫はピッキオが大のお気に入り。今回も行く前から何回も”ピッキオ”と言われていたので、雨でも行くしかないなぁと覚悟していた。
今日も参加者数は多い。このツアー、夏休みは親子連れが多いのだが、結構大人のリピーターもいる。当日の参加者数に応じて複数のガイドがつく。ゲストはどのガイドに案内してもらいたいかを選び、希望するガイドについて森の中を2時間強散策するのである。前回は子供が多く、ガイドは質問攻めにあっていたため、予定よりも森の中を回ることができなかった。今回私達は、一番よく歩いてくれそうな金チャンというガイドのお姉さんについて行くことにした。
(野鳥の森の入口付近)
森に入ってすぐに池があり、様々なトンボが飛び交っている。ここは昔冬になると氷がはり学生向けのスケート練習場として使っていた場所だったが、今は屋内練習所ができたのでそのまま放置され、その結果様々な生物が住み着いているそうだ。
(トンボといっても赤いものも黒いものもいる)
ところで、野鳥の森、というからには野鳥が複数住み着いているのだが(森の入口には日本野鳥の会の創設者中西悟堂の像が飾っていた)、実際に野鳥を肉眼で見つけるのは難しい。慣れていてすぐに見つけることができる人もいれば、私達のように”えっ?どこ?”と言い続けている人もいる。でも今回は幾つかの鳥を見ることができた。肉眼で捕らえたもののうち、枝に止まっている鳥はレンタルの双眼鏡で観察できた。慣れるにつれ、もっと早く見つけることができるようである。鳥の鳴き声から金ちゃんが、”カケス、シジュウカラ、コガラがいますね”、と教えてくれた。私が双眼鏡ではっきり見たのはシジュウカラだ。
おもむろに金ちゃんが綺麗な青い鳥の羽を見せてくれた。カラスの仲間カケスの羽だ。この羽は猛禽類(鷹かトンビ)に食べられてしまったカケスくんのものだという。調査のために森を散策している途中で残っていたらしい。野鳥の森の中にも弱肉強食、生死があるというわけだ。
(カケスくんの羽)
森といっても緩やかな山を登っていく感じである。途中で金ちゃんが立ち止まり、説明をはじめた。”このあたりにも動物の通った跡が残っています。皆さんも足跡を見つけて見てください・・”何々??道の端の方に土を掘り返した跡がある。足跡、足跡、・・・ありました!イノシシの足跡が。土の中にいるミミズを食べるため、このように道の端の土が軟らかいところに沿って進むそうだ。想像してしまう・・・(笑)
(イノシシの掘り起こした跡)
ところが、ここにもう一つの可能性が出てきた。この足跡・・
これはカモシカの子供の足跡らしい。親子連れのカモシカ目撃情報があったとのこと。昨年中軽井沢の千ヶ滝にハイキングへ行った時、滝の上にカモシカがいたなぁ・・野鳥の森にもカモシカがいるんだ・・
森の途中に池があり、前回もおたまじゃくしがいたが今回は蛙もいた。そしてハリガネムシも・・
ハリガネムシ:類線形動物門ハリガネムシ類の無脊椎動物の総称。体長はふつう10~40cmの細長い針金状で、黒褐色。湿地や小川などの水中にすむ。幼生はカマキリやバッタなどの昆虫類の体腔に寄生し、成長すると寄主の対外に出る(百科事典より)
(野鳥の森の池 おたまじゃくしと蛙)
(野鳥の森の池から取り出したハリガネムシ 撮影協力 ぴ~)
友人からハリガネムシの話は聞いていたのだが、やっと認識できた。池の中にそうめんのようなものがいくつかあり、手でつまむと針金が曲がるように身を縮ませる。自分で持って写真は撮れないからと言って、嫌がる夫につまませて写真をとった。ツアー参加者の中にはハリガネムシがカマキリのお腹から出てくるところを目撃した人もいた。自分が目撃したらギョッとすると思うのだが、淡々と話していたなぁ。
おたまじゃくしに足が生えているものは時折水面にあがってスパッと息をする。あれ?と思っていたら、もう肺呼吸しているらしい。こういうことは子供の方がよく知ってる。自分が忘れているだけなのだろうが、反省。
池を後にずっと山道を登っていく。ガイドの金ちゃんが途中で、”皆さん後ろを振り向かず上ってください”と言う。登りきってから見た方が感動するというので、一番後方から途中の草木の写真をとりながら登っていくと、一足先に到着した人達が”ほぅ~。きれい~。”と言っている。
ちゃんと金ちゃんのアドバイス通り後ろを振り向かず登った先には・・見事な浅間山。昨日とは異なり、雲一つかかっていない。写真をとりまくった。金ちゃんが肩にかかえていた望遠鏡を覗くと何故か立ち入り禁止の山に人影が。まるで砂漠か月面を歩く人のようだ。研究者かな?とか思いながら見ていたが、あの人達もまさか自分達が望遠鏡で覗かれているとは思いもよらないだろう。
(雲一つかかっていない浅間山)
ふと、御巣鷹山ってどこかな?と思い、金ちゃんに聞いてみる。日航機墜落事故の時、軽井沢の別荘の滞在していた人はドン、という大きな音を聞いたそうである。1年前、山崎豊子の”沈まぬ太陽”を文庫本でいっきに読み、とてもリアルに感じていたので、今自分がいる場所と目の前の浅間山、そして御巣鷹山(正確には事故が起こったのは群馬県多野郡上野村 高天原山山腹)の位置関係を知りたかったのである。後で地図を見てみると、上野村というのは浅間山よりもかなり南の方に位置するようだ。
ひとしきり浅間山を堪能し、写真撮影大会も終わったところで帰路につく。時間がおしていたため、ショートカットでガイド同伴ではないと通れない道を行く。そこは動物達が通る道でもあるといい、確かに熊が登った木(爪あとが残っていた)があった!!
(熊棚: 熊が木に登ったときに枝などが折れ重なってできる)
(熊の爪あとと熊の足型)
ピッキオビジターセンターに戻ったら11:30。予定を15分ほどオーバーしていたが、参加者は皆、一様に満足気だった(私の隣の人物も)。
そのまま温泉(トンボの湯)に入るため、友人を待つ間、HUNGRY SPOTというスポーツカフェでホットココア(私)とキャラメルマキアート(夫)を飲みながら血糖値をあげる。他の人たち、特に男性はビールを頼んでいる人が多かった。昼間から飲んでて(こういう発想は典型的な日本人だと自覚)この人達は車で来てないのかなぁ?と思った。
星野リゾートは本当に商売上手である。ピッキオもトンボの湯もHUNGRY SPOT(村民食堂というところに併設)も星野リゾート内の設備である。ホテル側にはNo One's Recipeという素敵なレストランもあり、リゾート内で全て事足りるようになっている。結婚式もよく見かける。多い日には1日に5~6人の花嫁を見るわけで、やや食傷気味。でもみんな一様に幸せそうでこちらも幸せの御裾分けをもらっている感じがする。
そうこうしている間に友人が到着し、今日こそ1時間半!とトンボの湯へ。露天風呂にはトンボが飛び交い、お昼間なのになんだか風情がある。ゆっくりお風呂につかりながらストレッチ。最近、肩こり対策のストレッチをやるようになって、筋肉がついてきたらしい。行きつけのマッサージの先生に言われたので本当だと思う。何より、自分の肩こりや背中こりがかなりましになったので、効果は実証済み。
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(トンボの湯)
カラスの行水の夫はやはり1時間半入るのは無理。1時間で出たようで、なぜか日陰でサングラスをかけて待っていた(笑)変である。友人と私は1時間半をフルに使ったので30分待っていたようだ。3人揃ったところで、早速ランチを食べにパインズランチョネットへ向かう。旧軽井沢も人、人、人。食べ物屋さんもお土産物屋さんも繁盛してそう。
パインズランチョネットもグループやペット連れ、カップルなど様々なお客様で席が結構埋まっている。私達よりも先に入っていたグループ客が”ビーフシチュー”と言っているのを耳にし、売り切れる前に頼まなきゃ・・と早速ビーフシチューをオーダー。ビーフシチューにはパンが3種類(ゴマ、玄米、カンパーニュ)ついていて、パンは食べ放題。欠食児童さながらの夫はお決まりのお代わりコース。そうそう、グループ客の中にテリー伊藤さんがいらっしゃいました。二日連続で来店とのこと。
ビーフシチューは優しい味。洋食屋さんでコッテリした牛肉のドミグラスソース煮のようなシチューではなく、家庭で何日も煮込んで作ったシチューみたいな感じ。
今回はお店の芳名帳に名前と住所を書いて失礼した。
次は巨大スーパーTsuruya。東京のスーパーよりも品揃えが豊富なこの不思議なスーパー。前回はじめて来た時に楽しくて仕方なかった。海外旅行に行くたび、地元のスーパーマーケットに行くのが趣味(その土地の食文化がよくわかるので楽しい)だが、軽井沢には何故こんなに充実したスーパーがあるんだろう??
トウガラシスープや鉱泉落花(クロレラ入り焼き菓子。懐かしい味)など自宅用の食材を買って帰る。
これからが別荘滞在の最後のお仕事、お掃除です。軽井沢を堪能できるのも、別荘を使わせていただけるおかげ。どうもありがとうございます。できるだけ丁寧にお掃除しました。
雨戸を閉め、水を止め、施錠をして別荘を後にする。レンタカーをガソリン満タンで返すため、ガソリンスタンドへ立ち寄る。車を無事返したら、もうOutlet終了まで40分しか残っていない!!友人とは改札で待ち合わせることにし、夫とOutletへDash!今回夫は履きつぶした靴をの代わりのものをNikeで買うと決めていたので、まずNikeへ。それぞれに靴を買った後の時間は私の自由なのでDKNYへ行ってみる。結構遠い。でも収穫がなく残り10分。途中のお店を覗きがらDashでLes Copainへ。これも遠い。移動途中、セゾンカードのATMがあったが利用時間は23:00までだった。何故Outletが20:00まででATMは23:00までなのだろう??と言いながらギリギリ閉店5分前にLes Copain到着。7月にこのお店でJacketを購入したので今回は秋冬物のスーツを見に行ったのだがあいにく単品のJacketしかなかった。焦って買う理由はないので、そのまま店を後に。結局収穫は夫靴2足、私靴1足。Tsuruyaで食材を買ったので満足しています。
帰りの新幹線の中で食べる夕食に峠の釜飯を買う予定だったが、友人が売り切れているとTELをくれたので、おにぎり屋をチェックするとすでに閉店。Take Outできそうなのはたこ焼きとおやきぐらいだったため、新幹線の車内販売で調達することに。
グリーン車に行けばお弁当はまだ売り切れていないはずだ!という夫とともに車内をつっきりグリーン車へ行くと、確かにありました、峠の釜飯が!!さすが我が夫は食べ物をGetするために適格な判断をするなぁと感心しつつ席に戻った。
(峠の釜飯)
軽井沢から東京までは大宮と上野しか停車しなかったため、約1時間しかなく、駅弁を食べて雑談をしたらもう東京。友人とお茶でも・・と言いつつ駅構内を彷徨うものの、適当な店がなく断念。お疲れさまでした。そして色々と車で連れて行ってくれてどうも有難う。とてもよい気分転換になりました。
すばらしい。あの軽井沢1泊2日の出来事がほとんど網羅されている!こんな記録を旅行の度に書き込んでくれる「旦那様」が私はほしい!!
Posted by: あべまき at September 17, 2003 01:41 PMあの別荘は建てた時から、私が一生懸命 手入れしたので、豪華ではありませんが、趣のある別荘になったと自負しております。 そのことを汲んでくださった あなたの文章を読んで本当にうれしく思いました。 また来年ごいっしょにおいでください。
Posted by: あべまきの母 at September 23, 2003 01:27 PMいつも有難うございます。まだ軽井沢メンバーの中では新参者ですが、はじめて行った時よりその次、また次、・・・と次第にあの居心地よい場所に魅せられていきます。今年は2回、夫とお邪魔し、夫婦で軽井沢を満喫しました。今考えると7月はチュンちゃん達、家猫3匹との往きの道中のハプニングもいい思い出です。こうやって毎年、あの別荘のおかげで色々な人がそれぞれの思い出を作り、その思いを翌年につないでいくんですね。
Posted by: のりこ at October 15, 2003 07:50 AM




