今日、9月21日は私の誕生日。何故か昨年から連続で夫はカメラをプレゼントしてくれた。
昨年は9月のディズニーシー1周年記念日(9月4日)に行く前の8月末にカシオのExlimをもらった。これは今でもお気に入りで、何より軽くてシャッターチャンスを逃さないところがよい。誕生日のあたりが連休だったため、スカイマークエアラインで行くソウルツアーに参加した時に大活躍したカメラだ。
今年はCebuに行く前に水中で写真を写せるカメラとハウジング、メモリーカードをもらった。定価を見て??!と思ったが、ダイビングショップで貯めたポイントを使ったため出費は少なかったという。夫は自分より私の方が写真撮影がうまいと思っているようだ。
というわけで先にプレゼントをもらったので当日はどう過ごそうかなぁ・・と考えていたら、いつの間にか予約を入れるのが難しくて有名なキノシタというレストランでのディナーが予定表に入っていた。こういうことにはマメなんだよねぇ・・と思いつつ、嬉しい。
今日は台風が近づいているため朝から雨。ローズヒップティーを入れた後、朝から録画したまま見ていなかった番組を見つつ日記を書いている。久しぶりに出かけない休日。そうだ!ローズヒップジャムでも作るか・・
ローズヒップジャムはTVで見てこれはいいな、と思った。何故か・・お茶を飲んだ後の出がらしのローズヒップのカスを再利用してジャムとして食べることで栄養も取れるしゴミもでないからだ。
我が家の自家製ジャムはレモン汁と三温糖でコトコトと煮たあっさりしたタイプに仕上がった。でも雨だと片付けもままならず、他にやっても洗濯など限られた範囲にとどまる。
お昼すぎにやっと夫が目をはらして起きてきた。よくねるねぇ・・・最近夜寝るのが遅くて体調を崩し気味だったから、調整していたのかも。たださすがに本人も”寝すぎた”と自覚。
顔を見て見ると眠そうなのは除いて元気そうなので、”ピザトースト食べる?”とふってみる。大体朝の第一声でその日の機嫌がわかるもの。すぐさま”うん、食べる!”と嬉しそうな感じ。
夫婦共働きで週中も毎日のように一緒に食事をするわけでもなく、このところ週末も外出してばかりでゆっくりできなかった。そんな我が家でも、休日の朝時間があるときはブランチと洒落こむ。定番メニューはピザトーストかホットサンドにボールでいただくカフェラテ。少し前にはやったカフェ飯である。
結婚祝に元同僚たちが送ってくれた伊Saecoのエスプレッソマシーンでカフェラテを入れるのは夫の役目だ(家事の分担には、まず好きそうな役割を割り振るのが一番)。コーヒー大好き夫はいそいそと入れてくれる。
私の方はピザトースト、といってもソースから自分で作るわけではなくパンの上に乗せる具(玉ねぎ、ピーマン、ベーコン)を炒め、塩・胡椒で薄めに味を整えた後、事前にピザソース塗っておいた食パンの上に具を分けておき、とろけるチーズをのせた後、オーブントースターでかりっと焼く。これだけ。
でもうちのピザトーストは具が多い。私の好みなのだが、パンは6枚切りなのに具はパンと同じ、またはそれ以上の厚さがある。ホットサンドメーカー(これも結婚祝で頂いた、ガスレンジで焼くタイプ)でホットサンドを作るよりは手軽にできるので、何か用事があるときや簡単に済ませるときはもっぱらピザトーストに逃げている。
食べているときの夫は楽しそう。なんといってもピザトーストが大好きだからだ。カフェラテはボールで頂くのが我が家式。
食後また日記を書き始めると携帯電話に実家の母から電話がかかってきた。新米が手に入ったので送ろうか?という。実家の父はお米にこだわっており、おいしいお米を作る農家から直接買い付けている。”いつも通り土日の夜間配送でお願いね”と伝えると実家の話題を色々と話してくる。神戸と東京、と離れているためまとめて話したいというわけ。弟の誕生日(昨日20日。私達姉弟は1日違いの誕生日)には何かしてあげたのかな?と話をフルと思い出したかのように、”お誕生日おめでとう”と言われる(笑)。一通り話してホッとしたのか、決まり文句の”体に気をつけて”で電話を切った。両親が健康だというのはとても幸せなことである。最近、叔父が脳卒中で倒れ、今はリハビリの効果でかなり回復し自力で身の回りのことができる程度に回復したと聞いている。周囲の友人のご両親や親戚も色々と事情を抱えている。そうした中で、元気に暮らしているというのは、両親本人達もさることながら私のように親孝行をろくにしていない人間にとっても嬉しい。
そうこうしているとあっという間に時間は過ぎ、ディナーの予約時間が迫ってきた。
雨の中を歩いていくにはやや距離があるため(自宅から徒歩30分弱ぐらい?)、タクシーで行くことにした。今日は寒い・・・最高気温19度だったっけ。さすがに夫もジャケツトを着用。出掛けに、”誕生日だって言ったから何かあるかもよ”といわれた。”むむっ?”何があるんだろう・・と思ったが、まぁ、言ってしまったものは仕方がない。
井の頭通りまででてタクシーを捕まえることにしたのだが、捕まえたいときにつかまらないというのが世の常。いつもはタクシーに事欠かない井の頭通りなのだが、なぜかタクシーが来ない・・・こういう時は時間の感覚が鈍っており、そんなに待っていなくても刻々と時間が過ぎていく感じがする。夫は寒いし雨が降っているので気分的に苛ついているようだ。
恐らく5分ほど待ったかな?というあたりでやっとタクシーに乗り込んだ。今日は夫のおごりなので、全て任せることに決め込んだ。車の運転免許を持たない夫は地図は読めるのだが、場所の説明や行き方についてタクシーの運転手さんに説明するのが下手だ。自覚しているだけあって、予め印刷した地図を差し出し、”このあたりに行ってください”と伝える。まぁ、地図を渡された運転手さんも大変だろうが、変なことを説明されるよりはわかりやすいだろう。目的地の近くになればわかるだろうし・・・
無事キノシタに到着。19:00の予約で5分前到着。すでに店内の席は半分以上埋まっている。一番奥の席に通された。
セブで腹調を崩してはじめてのまともな外食。しかもキノシタはボリュームでも有名なレストランだ。何よりも体調が完全ではないのが口惜しい・・・
夫はアペリティフを一人で頼むのは嫌だと言う。余ったら飲んでくれるという言質をとり、お勧めというゆず果汁入りシャンパン(私)とグレープフルーツ果汁入りシャンパン(夫)を頼んだ。
小ぶりのシャンパングラスに赤い液体が注がれている。取り敢えず2週間ぶりのアルコール、ゆずの香りが強い。おめでとう、と乾杯する。
キノシタのディナー・メニューは3種類ある。たくさん食べられない私達は迷わずAを選択した。
● メニューA: 3,800円
前菜、スープ、メイン(肉か魚のチョイス)、デザート、食後の飲み物
※今日の前菜はマッシュポテトと野菜の上に秋刀魚のマリネを置き、ディルなど緑の野菜を乗せたものと秋刀魚とフォアグラのムースを薄いガーリックトーストに乗せたもの。結構ビネガーがきいており、全く秋刀魚独特の臭みがない。
※スープはサツマイモの冷たいスープ。ほどよい甘みが優しい味。
※今日のお肉料理はチキンのバターライス詰めにポテトとガーリックのオーブン焼きを付け合せ、レンズ豆のクリーミーなソースがかかっていた。
※一方、お魚料理は金目鯛にパン粉と青海苔を塗したものを焼き、その下に温野菜とポテトを付け合せたものに、ビネガーをきかせたソースが敷かれていた
※デザートは夫が桃の赤ワイン煮にバニラアイスにダブルのエスプレッソ。桃をほおばった瞬間、口がしょぼしょぼになっていた(笑)冷たいと思わなかったらしい。私はレモンタルトとヨーグルトソルべにレモングラス・ミントのハーブティー。
● メニューB: 5,000円
前菜、スープ、メイン(それぞれ複数の中から1品ずつ選ぶ)、口直しのデザート、デザート。食後の飲み物
● メニューC: 7,200円
お任せコース
お店の一番奥の席だったので、他の人たちが食べているものも見えたが、相当なボリュームだ。健啖家でなければメニューCは選べないなぁ・・
食事の途中でグラスワインを頼む。また一人で飲みたくない夫は私にも赤ワイン(私は肉でも魚でも赤ワインしか飲まない)を頼めという。残したら飲んでくれるとまた言質をとり、お相伴。
赤ワインはハウスワインだという。香りと苦さに辟易したが、赤ワインは空気を含ませるとかなり味も香りも変わるもの。ひたすらグラスを回していたら・・・とてもとても注がれたときのワインと同じものとは思えない味と香りに変貌していた。かなり飲みやすい。ギャルソンに”本当に味が変わりますねぇ”と言うと”そう言われたのははじめてです”と答えていた。こんなこと言う人っていないんだろうな。
私のメインの金目鯛にはカマもあり、フィンガーボールもついてきた。普通のお店の倍以上の量だが、ここで残すのは私のポリシーに反する。綺麗に頂きました。
デザートになって、夫の桃とアイスがサーブされても一向に私のレモンタルトとソルべが来ない・・と、そこへギャルソンがろうそく1本たてたお皿、もう片方の手には箱を持っている。お皿を覗くとソルべの横にピスタッチオのアイスが乗っていてそこにろうそくが立っている。1本でよかった(笑)
ギャルソンが木の箱に穴のあいた紙を通すタイプのオルゴールを鳴らしはじめた。
お店は満席になっている。そのお客さんが皆フォークとナイフを置いてじっとこちらを見ている。スタッフも皆端に立って並んでいる。オルゴールからはとても優しいHappy Birthday Songが流れてきた。
音楽が終わると店内の皆さんからおめでとう、の拍手。恥ずかしいやら2週間ぶりのアルコール(赤ワイン?)がきいたのか、赤面するのが自分でもわかる。でも嬉しいなぁ。
夫はにまにましてる。してやったり、って感じだ。
よく見るとデザートのお皿の周囲にもチョコで”Happy Birthday to you"と書いてある。あのキノシタのオーナーシェフが書いてくれたのかな?夫はそのチョコもはがして食べろだって。できるわけないだろう!
帰りはおなかが一杯すぎたので参宮橋の駅まで歩くことにした。そこから一駅しか乗らないが、雨だし夜だしいいかな?新宿から来た電車には”西新宿なんとか”と染め抜いた半被姿のお兄さんが数名乗っていた。”そういえば、代々木八幡のあたりはお祭の出店でにぎわっていたよ”と夫が言う。
代々木八幡に着いて家路へ・・・ところが横にいた人がいない。これはきっとクレジットカードをどこかにやったな?!と思い、立ち止まっていたら追いついてきた。予想的中。”私、クレジットカードどこにやったか知ってる?”と聞くので”キノシタでカードが駄目だと言われた時にお財布にしまっていたよ”と答えた。家に着いて財布を見たらちゃんとあったとのこと。やれやれ・・
でも、今日はとてもいい気分。”どうも有難う”というと、夫は意外そうな顔つきで”はぁ、うん”と言っていた。お礼はちゃんと口に出して言葉で言いたい。そうじゃないと伝わらない。
年をとるのはもういい、誕生日なんか忘れた(そんなわけないだろうと思うが)という人もいるが年はみんなとるもの。だったら楽しく誕生祝いをしてもらった方がいいよね。
Posted by noriko at September 21, 2003 12:57 PM




