私の祖父は小豆("あずき"ではなく、"しょうず"という)相場に手を出していた。なんていうと身代を崩したかのようだが、要は投機心旺盛だったということ。
私は株を買いたくても買いそびれているくせに、商品市況には興味がある。これも血筋だろうか?社会人なりたてのころは、"金貯蓄口座"が全盛期で、証券会社に口座を開けてなけなしの金を運用していた・・・あぁ懐かしい・・・。
今や、そんな暇もなく、日経新聞の商品市況欄をさらっと眺める程度。もともと原油価格をチェックしながら金や白金(プラチナ)価格を見ていたのだが、商品市況は結構楽しい。景気を反映している場合と、理由のつかない相場展開の場合(つまり投機筋主導相場の場合)があるため、何がトレンドか、はたまたトレンドではないのか、数字を見るだけではわからない。
今日19日の朝刊の複数見出しの中に”コバルト続伸、15ドル乗せ”と載っていた。"コバルト"って何だっけ?と思いちょっと調べてみた(ちょっとじゃなくなった・・・)。
そこそもコバルト(cobalt)とは、ギリシャ語で鉱山の地下に住むといわれる妖魔Kobaldが語源らしい。今回の価格上昇は主に需給のバランスが崩れたことに起因している。
つまり、①携帯電話機やノートパソコンへのリチウムイオン電池搭載が進み、コバルト需要が膨らんでいる一方、②高純度品(純度99.8%)大手の米OMGが経営再建に伴い供給を削減、加インコも6~8月のストライキの影響で生産量を落とした他、コンゴなど生産者側も設備トラブルなどで減産している、というわけ。
ちなみにここ数年来のコバルトの価格(高純度品)を見ると、2000年9月29日に17.25ドルでピークをつけてからは下げ局面に入っている。

(コバルト国際価格推移、2000年7月1日~2003年11月14日、買値、日足)
チャートというのはどれだけの期間で見るかによってかなり見方が変わってくる。例えば、1997年6月まで遡って調べてみると、最高値は1997年11月26日の26.25ドル、最安値は1999年1月15日の7.80ドル。

(コバルト国際価格推移、1997年6月6日~2003年11月14日、買値、日足)
以上チャートの出典:ブルームバーグ
日経新聞によると現在、生産者、需要家、トレーダーなどコバルト取引の関係者が一同に会する”コバルト開発協会”の会議が香港で開かれており、「そこで高値修正を促す発言が出れば相場は調整局面入りする可能性がある」という。だから記事になったのかな?という気もするが・・・。
しかし、この"コバルト開発協会"、日本語に訳したようだが The Cobalt Institute というのが正式名称。確かに"2003年年次総会は香港で2003年11月19、20日に開催"と書いている。
Posted by noriko at November 19, 2003 04:06 PM | トラックバック




