November 27, 2003

グラビアアイドル受難時代ではなかったのか?

やはり先日のグラビアアイドルの売り上げを裏付けとしたファンドの主な投資家はアキバ系のようだ。

先日のニュース発表に続き、夕刊フジでも取り上げている:

以下ZAKZAKより:

新人アイドル“ショー券”化-話題沸騰だが…
一口5万円「DVDの売り上げ10%配当」

 新人アイドルを証券化して育てる日本初のユニークな金融商品が登場し、話題となっている。東証マザーズ上場の投資ファンド会社『ジャパン・デジタル・コンテンツ(JDC)』が開発した「新人グラビア☆アイドルファンド」で、12月からインターネット証券経由で販売するが、早くも問い合わせが殺到。DVDや写真集が売れれば配当を手にでき、その逆もある“ハイリスクハイリターン商品”だが、その成否は-。

【ギャル5人売れるかな】
 投資対象となるのは、オーディションで選ばれた14歳から21歳までの新人アイドル。
 埼玉出身の神谷怜奈(かみやれいな)(18)▽千葉の島田早希(さき)(15)▽大阪の武市智子(たけちともこ)(21)▽島根の青山愛子(21)▽中国・北京のEIREI(エイレイ)(14)で、26日には都内で会見。5人は別々の芸能プロに所属。すでにグラビアや舞台で売り出し中のコもいる。
 ファンドではアイドル1人につき、ひと口5万円単位で、500万円の出資を募る。資金は水着姿のDVDや写真集などの制作費に充てられ、約2年の契約期間中、売り上げに応じて年1回配当金が支払われる。

【損益分岐点は】
 アイドルが活躍すれば、投じた金額以上の返戻金が期待できる。
 「DVDなどの売り上げの10%を出資者に配当する予定」(JDCの浜尾知樹企画部長)
 儲けが出る損益分岐点は、一体、どれぐらいなのか。
 DVDを1本4000円で売ると仮定すると、1万3000本売れて、ようやく、ひと口につき5万2000円(2000円のプラス)のリターンが得られる計算だ。
 「新人アイドルがDVDを1万本以上売るには、人気が相当ブレークする必要がある」(レコード会社関係者)という厳しい世界だが、「DVDなどは数回発売する予定。投資家が大きな損失を被らないよう、われわれも制作費を分担し、もし売れなくても元本の4割ぐらいは保証できるようにしたい」(浜尾氏)とリスクを最小限に抑える努力も…。

【アキバ系の心をつかむか】
 この商品、損得勘定だけでは割り切れない側面もある。
 利益配分とは別に、サイン入り写真集のプレゼントや握手会への招待があるのだ。
 「アキバ系(秋葉原に集うアイドルオタク)にはこたえられない特典。サイン本は将来、アイドルが大化けすれば数万円のお宝になる可能性だってある。ファンクラブに入るつもりで投資すればいい」(アイドル鑑定ショップ店員)
 このファンドが20日の各紙経済面で、小さく紹介されただけで、「電話の問い合わせが鳴り止まない」(JDC)ほどの反響だったという。申し込みは12月15日からネット専業のジェット証券で受け付ける。

【芸能界に新風も】
 生身のアイドルが金融商品となることに賛否の声もあがりそうだが、マーケティングコンサルタントの西川りゅうじん氏は「タレント生命をかけた1つのプロジェクトに投資するという見方もできる」とした上で、こう期待を寄せる。
 「ホリプロが上場したり、吉本興業が日本経団連入りする時代。個々のタレントが証券化されれば、投資家にとっては、さらにわかりやすいが、リスクも伴う。音楽不況など手詰まり状態の芸能界で、広く原資を集められるシステムが成功すれば、埋もれた才能を発掘するきっかけになる」
 さらに、付け加えた。
 「手の届かないところにいるのがアイドルと思ってきた世代には、ちょっと寂しさも感じる」

商品のストラクチャーとしてわからないことは多々あるが(元本保証や損益分岐点の根拠など)、これはやはり投資信託ではなかったようだ(当たり前だが、"投資信託"という言葉は使えないのに、当初のリリースでは誤認するような言葉が使われていた)。

要するに、ファンにとっては夢を買うもの、一般人からすれば賭け事(=博打)と大差はないことになるだろう。アイドルという商品を扱う限りは、●●商法のように名を貶めないことを祈る。

Posted by noriko at November 27, 2003 12:33 AM | トラックバック
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