28日付けの日経新聞にズーラシアが"人気動物の餌代を市民から募る"という内容の記事が掲載されていた。
人気動物の餌代 市民から募る 横浜のズーラシア
動物への愛着を深めてもらおうと、横浜市立よこはま動物園ズーラシアは2004年度から、人気のある動物の餌代を市民に募る「アニマルペアレント」制度を始める。
入園者の減少や市の財政難を理由に、年間約5000万円かかる餌代を確保する狙いもある。
寄付は、アフリカ原産のキリン科草食動物の珍獣「オカピ」や絶滅危ぐ種の「インドライオン」などの人気の高い約10種を指定し、1口1万円から受け付ける予定。
寄付した人は園内に設置するプレートに名前が刻まれ、入園料の割引などの特典を設けることにしている。
この記事を見て夫と2人、「やっぱりねぇ~」とうなずいた。
先日23日の朝の入園時には、果たしてこれでまわっていくのだろうか?と思ったし、園内のレストラン"オージーヒル"も一時の盛況ぶりを示す、「入口はこちらです」とか「後xx分待ちです」など、長蛇の列を思わすようなプレートがしまってあった。
今後の懸念は果たしてこうした"アニマルペアレント"のようなdonationシステムが日本に根付くのかどうか、という点。ズーラシアは希少種の繁殖・研究を行っている。そして通常の動物園の"(いつでも動物を)見せる"ということよりは、"(自然に近い環境で動物が)いる"ということに主眼を置いた展示になっている。つまり、動物に無理をさせる環境では展示はせず、入園者は見ることができない場合もあるということだ。こうした方針や戦略に対する理解者は、海外では結構市民レベルで募ることができるのだが、日本の場合はどうしても設立当初の補助金制度以降、自立できない団体が多い。むしろ他の動物園との差別化を図るのであれば、はじめから導入を検討すべき課題だったのだ。
経営が成り立たなくなり、動物があちこちに分散される・・・なんてことにだけはならないよう、祈っている。
Posted by noriko at December 30, 2003 03:10 PM | トラックバック旭川にある旭山動物園の入園者数が上野動物園に続き2位になったというニュースを聞きました。
人口密度を考えると、全国の動物園の危機は慢性的なものでしょう。
でも、北海道の比較的はずれにある旭山動物園の立ち直りは、他の動物園にもヒントになるはずです。
本州はやはり人口が多いのですから、何か手が打てるのではと思いますね。
上野動物園に次ぐなんてすごいですね。あそこはいつも人だらけ、というイメージです。旭山動物園のHP覗いてみました。規模はわかりませんが北海道らしい動物園という感じですね。地域色と動物園ごとの特色を打ち出すのは確かに大切です。ズーラシアは悪くはないのですが、もう少し広大なスペースを有効に利用できないものかと思いました。
Posted by: のりこ at December 30, 2003 10:29 PMはじめまして、動物園によく足を運んでいる者です。
動物園の問題は以前から色々な問題を抱えているようです。
自治体からの予算の削減・愛護団体からの攻撃・レジャーの多様化などなど・・・。
一般の市民からも「臭い・汚い・不衛生」などと不要がられることもあるとかないとか。
昔と違いテレビやインターネットで直ぐに見たり調べたり出来てしまうのも手伝って珍しくないのでしょうね。
国民の生活が豊かになるとこうなると聞いたことがあります。
私は旭川の動物園にも行ってきましたので違いがわかるのですが、スペースが広いとか、動物に負担をかけない(無理に動かさない)とか特別大きなな工夫をしている訳では無い様です。
まず、動物の行動を生かすという展示のようです。といってもほとんど動いていませんでしたが・・・。テレビで紹介するのは良いところだけのようです。
それと、他のレジャー施設が少ないという立地の為、観光客が話題になっている動物園ということで集まっています。
地元のタクシー運転手さんや商店の方などに聞いてみましたが、地元の方々はかなり冷静に受け止めていて「こういうのは廃れるのも早いから・・・」と報道の効果が大きいことを話していました。
私の感想としては「工夫されている」という感じです。
他の動物園でも出来る工夫なのですが、建物を立て直す予算も満足に出ない自治体や民間動物園ばかりですから旭山動物園は背水の陣で成功したと言えるでしょう。
補助金などお金に関係した問題も色々なしがらみ?があるようです。もともと自治体の動物園であれば「儲けてはいけない」「民間を圧迫するな」と他の役所の事業と同じ扱いをされてきたようです。結果的にやりたい工夫も出来ない予算しか出ないのでしょう。
これからどう変わっていくか観察していきたいと思っています。
長くなり申し訳ありません m(__)m
自分が幼い頃は神戸の王子動物園や須磨の水族館によく連れて行ってもらいましたし、元々動物好きなので海外でもそういうところにはよく行く方かもしれません。
確かに今の家族にしてもデートスポットにしても遊園地やテーマパークの方が大人も楽しめるという点で人気が高いのかもしれません。作り上げられた臭いもない擬似空間が今時なのかもしれませんね…。





