April 10, 2004

第二十回四国こんぴら歌舞伎

今日は待ち望んでいたこんぴら歌舞伎の日。琴電琴平駅に降り立つと、町中至る所にこんぴら歌舞伎の旗とポスターが飾ってあり、一種のお祭りムード。私たちは魁春丈が宙乗りをする「羽衣」のある第二部を鑑賞することにした。

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(金丸座へ向う)

平成中村座とは趣きの異なる金丸座は江戸時代から現存する正真正銘の芝居小屋だ。入り口も頭を屈めて入る造り、まさにこれまで見知った芝居小屋。外と中は異なる空間になるように工夫されている。

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(金丸座の外 / 入口は江戸時代の芝居小屋そのもの、敷居が低い)

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(金丸座の中 / 天井は竹が張り巡らされている / 金丸座の看板)

■ 『再桜遇清水』(さいかいざくらみそめのきよみず)

この演目は第一回目の四国こんぴら歌舞伎で吉右衛門丈が演じたものの再演。吉右衛門丈は"松貫四"という作者名を持っており、その名前で『遇曽我中村(さいかそがなかむら)』という作品の脚本を書いたものがこの『再桜遇清水』だ。

"清玄"という名前を持つが故に、人助けが転じて清水法師清玄(せいげん)から身を持ち崩し、桜姫(魁春丈)に横恋慕。桜姫の許婚千葉之助清玄(きよはる)に名刀で切られて殺されても尚、その霊が桜姫をしたって祟る・・・というホラー物で、吉右衛門丈は清水法師清玄を演じる。

これまで歌舞伎座でみた気風のいい播磨屋とは全く別の役どころで、「ええぇ~、あの吉右衛門丈が??!」という感じ。お茶子さんたちによる金丸座の雨戸の開け閉めによって場内が暗転、花道を複数の人が顔だけともして、観客を脅すなどご愛嬌。すっぽんの代わりに花道の一番端、舞台よりの所に人が出入りできる幕が張られており、そこから霊となった吉右衛門丈が出てくるわ、木にのぼって恨めしそうに見つめるわ・・・本当に大星由良之助や碇知盛、河内山・・・が当たり役の播磨屋とは全く違う!

過去に大阪の中座と金丸座でしか上演されたことがないというのもわかる気がする:-p

■ 『口上』

魁春丈の口上を観るのは歌舞伎座についで2度目だ。金丸座の観客と役者の距離感がいい感じで、皆心から襲名を祝っている、という感じがした。私は2度目だったので、「いつまで襲名披露ってやるんだろう?」と思ったが:-)

■ 『羽衣』

魁春丈って宙乗りしたことあるの?と思っていたが、どうやらあるらしい。ただし、今回はこんぴら歌舞伎の20周年を機に復元された"かけすじ"を使ったはじめての宙乗り。観ているこちらが「大丈夫?」と心配だったが、安定した(でも宙乗りの高さは低め)宙乗りを披露していた。

(*)金丸座は改修工事の際に鉄柱を取り払い、昔宙乗りに使ったと思われる"かけすじ"を発見。今回の宙乗りにはその"かけすじ"を用いている。

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(私の席から見る風景 / 座布団)

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(町中こんぴら歌舞伎一色)

Posted by noriko at April 10, 2004 07:11 PM | トラックバック
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