夫がバッチリスタンバイしておいて、5月1日、とうとう11代目海老蔵襲名興行の口上と関連特集番組、スカパーで観ました。ずらりと並んだ幹部役者、これで口上は20分で終わるわけない!夫は途中で必死で録画時間の延長を試みていました(笑)
体調不良で口上のみ座頭としての役職を務めた雀右衛門丈。過去の口上時とはやはり違いましたね。声といい話の内容といい、言葉がかんでいるというか何というか・・・。でもこの歌舞伎界の大名跡襲名とあって、欠席はできなかったんでしょう。必死で務めている感じが伝わってきました。
各幹部の口上では9代目海老蔵丈、所謂海老様ブーム当人の話が多かった中、三津五郎丈は華がありました。この人は頭が切れるというばかりではなく、「言葉を選ぶのに1ヶ月ぐらい時間をかけたんだろうねぇ」(夫)というぐらい、まとまった内容でした。梅玉丈は今回襲名する11代目海老蔵丈に焦点をあてて、華やかではないものの好感のもてる挨拶。何といっても主役は11代目ですから(苦笑)。菊之助丈は同級生ということもあって、これまた爽やかで好感のもてる挨拶。この人、きっと父上の菊五郎丈以上のいい役者になる!と私は思いました。
團十郎丈はどこから見ても息子の襲名を目を細めて喜んでいる「パパ」でしたねぇ。きっと優しいお父さんなんだろうなぁ。(口上の後の新海老蔵丈のインタビューで、"口上の時に使う刀を折ってしまって怒られた"という話がありましたが、よほどのことをしなければ怒らないんでしょう。)
一通り挨拶が終わった後は待ってました!男寅くんが後見として11代目海老蔵丈の「吉例に倣ったにらみ」。私はこの11代目海老蔵丈が今の歌舞伎界の中で最も手本のようなニラミをする役者だと思っています。目が大きいだけでなく眼力があるからでしょうが、もうTVに釘付け。美しいニラミでございました。私たちは8日にこれをナマで鑑賞致しますので、楽しみ~(ふくさんは初日ナマで鑑賞されたようですね)。
口上はやはり時間延長、その後に11代目海老蔵丈のインタビューが放送されました。わじゃさんが書いていらっしゃったように、"酔ってた?"(苦笑)みたいに比較的自由なインタビューでしたね。でも「何故、"暫"を襲名の演目に選んだか?」という質問に対して「現在の訳のわからぬ混沌とした世の中で、"ちょっと待て"というメッセージが単純明快で、勧善懲悪。こうした演目が家の荒事の芸にあったから選んだ」という答えはしごく真っ当で完結でした。この人は、言葉遣いとかは優等生ではないんですけど、役者として本質をつかむ感どころに優れている人なんじゃないかなぁと思います。比較で言うとなんですが、菊之助丈や松緑丈はそういうところは優等生だと思うんですよ。でも11代目海老蔵丈は、色々世間を騒がせたりしましたが、役者としての大きさ、深さを感じます。本人も言ってましたが、自分が存在するのは「じいちゃん、父、こうした血がつながっているから」だから。そうした荒事の宗家の血を継いでいることを、気負わず感じている気がしました。
久しぶりにTVの前でバッチリ陣取って見た甲斐がありました。今後の11代目海老蔵丈の活躍が楽しみです。
Posted by noriko at May 1, 2004 08:32 PMのりこさん、こんにちは。
折角ご主人に教えて頂いたのに、スカパーで見られなかったので、昨日3日の「スーパーテレビ・市川新之助いざ襲名暴れん坊の正体見た・浮名の顔と芸の顔・・・」日本テレビの番組を見ました。のりこさんのこのコメントを読み、更に意味深い事だと感じました。
のりこさん、こんにちは。
初日見てまいりました。3階の東の袖の席でしたので海老蔵の目の玉の動きまでは、視力のいい私でもわかりませんでした。しかし、なんといっても劇場全体がしびれるような雰囲気になっていたのははじめての経験です。単に人気のある役者が出てきて盛り上がっているのとは別の、なにか神秘的な力のようなものを感じました。
雀右衛門は、俳優祭でもちょっとよろけていましたので体調が心配なところです。歌舞伎のせりふと違い口上はかえって難しい面があるのだと思います。なにせ、ほかの役者の口上が続く20数分間、頭と手を下げた同じ姿勢でいなくてはなりません。できればなんとか、千秋楽までがんばってもらいたいものです。
Posted by: ふく at May 4, 2004 09:45 PM秋山さん、こんばんは。
この連休は2日から今日まで体調不良で余りTV番組をチェックしなかったツケでスーパーTVも徹子の部屋も見過ごしました(泣)
でも、スカパーで見た11代目海老蔵丈のにらみ、よかったです!!歌舞伎座の雰囲気は想像することしかできないのですが、ふくさんが書かれているように皆、惹き込まれたんじゃないかと思います。海老が殻を脱いでいくように、海老蔵という名前には役者として成長していく意味が含まれているようです。11代目もこれからどんどん殻をやぶって行って、これからの歌舞伎を担う一人として活躍していって欲しいと思いました。故初世辰之助(現松緑のお父様)の口跡のよさが大好きな私としては、声の通りのよい(でも咽喉は弱そう・・・)11代目海老蔵丈に今後大きな期待を寄せています。
ふくさん、こんばんは
3階東なんていい席ですねぇ。私たちは夫が成田屋後援会で取ったチケットで、3階A席の"い"ですが昼と夜で右と左にふられています。『暫』の花道登場は見えませんが、双眼鏡持参であのニラミはしっかり堪能しようと思っています。
お昼は海老柄、夜は波柄の幕なんですね。昼夜通しで観るので、しっかり観てきますね。
雀右衛門丈は心配です。いつもと全然違ってましたし、ブログにプロンプター付の口上だったと書いていた方もいらっしゃいました。何とか千秋楽まで頑張って欲しいものです。
Posted by: のりこ at May 4, 2004 10:55 PMのりこさん、始めまして。
初めて自分のBlogに"トラックバック"付いていたので、ドキドキでした♪
私は歌舞伎についてはまだまだ初心者で、細かいことはさっぱり分らないのですが、感覚的に「あぁ、かっこいいな!面白いな」と思い、ケーブルTVで観るようになりました。知りたいことが一杯あるので、こちらのHPでもお勉強させて頂きます♪
こんにちは。
先日「白浪五人男」でコメントさせていただいたasariです。
海老蔵襲名には何故か凄く盛り上がってしまい、初日昼の部、5日昼・夜と見て参りました。
初日は舞台の華やぎは当然なのですが、客席の高揚した雰囲気がとても楽しかったです。
昨日の口上は、初日から数日経ち、菊五郎丈・左團次丈などかなり口が軽くなっていました(笑)。8日は何を話されるのか、楽しみですね。
Reiさん、こんばんは。
私も歌舞伎観劇歴3年ぐらいなので大したことは語れませんが、感覚的に"いいなぁ"と思えるものがあればいいんじゃないでしょうか。こうだからなかなか知識は増えませんが、感動する舞台というのに出会えると、『あぁ観てよかったな』と思います。11代目海老蔵丈のにらみ、よかったですね。本人も感動していたんじゃないでしょうか。口上一つとっても役者冥利につきる大舞台だったと思います(^^)
Posted by: のりこ at May 6, 2004 11:03 PM




