October 22, 2004

マイナスの思考パターンの連鎖

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「いい人」は、なぜ頑張りすぎてしまうのか

「否定的自己認知」、「対人認知」、「強迫的思考」・・・これらの思考パターンが様々な欲求と結びついたとき、人は悩み、時には心身の不調が呼び起こされるそうです。

「否定的自己認知」とは自分のことをいつも悪くとらえ、悲観的に自分を眺める傾向のこと。つまり、"自分はダメな人間だ"と考えることです。
「対人認知」とは、自尊心の高い人ほど他人の目を気にする=人に過敏/あるいは、自尊心が余り強くない人は、他人に依存したくなる傾向のこと。総合して、人への認知にとらわれていること。いずれにしても"人の目が気になる"ことです。
「強迫的思考」とは、完璧癖。何でも完全でないと気がすまない考え方のことで、"何でもきちんとやらないと気がすまない"。

自己否定的な部分、人目を気にする部分は日本人の特異性でもあり、特有のものでもあります。こうしたマイナス思考パターンにはまって(とらわれて)自ら悩みを深めるのではなく、「いい人」をやめて心をラクに持ちましょう、自分を取り戻しましょう、というメッセージがこの本にはこめられています。

そのための自己トレーニングは、
① 自己否定に対しては"ありのままの自分を受け入れる"
② 対人過敏に対しては"人は人、自分は自分"と割り切る
③ 完璧癖に対しては"大切なのは規則や正しさだけではなく「柔らかい心(自分の自然な欲求)」に従うこと。

「自分のペースで生きていくこと」をつかめば、自分の中の「自然」に従って生きることになる・・・。単純に解決できることではないけれども、そう心がけることがマイナス思考の連鎖から自分を解放する第一歩だということでしょうか。

会社のような規則、ルール、他人の評価が確立された場に身を置くことで、過度のストレスから心身不調をきたす人が続出する現在の社会の中で、精神的な健康を守ることこそ自分自身がもつ自己実現の道につながってきます。単純なようで考えさせられることが随所に見られました。

心が癒される11のメッセージを抜粋しておきます。
① 顔も見たくない上司がいる 「嫌いな人は無理に好きにならなくてもいい」
② OA化(の進歩)についていけない 「できなくたっていいんです」
③ スランプの過ごし方 「そのうち、きっと出口が見えてくる」
④ 上司に暴言を吐いてしまった 「思ったことは我慢せずに言っていい」
⑤ 部下が頼りない 「『たいしたものだ』とほめてみる」
⑥ 潔癖症を隠したい 「口に出してしまえばラクになる」
⑦ 他人の目が恐い 「みんな人におびえながら生きている」
⑧ 無能な上司にいらつく 「自分だって不得意があるだろう」
⑨ やり手の上司が恐い 「できる上司の下で働けるなんて、めったたにない幸運だ」
⑩ 人が自分よりバカに見える 「すべてに無能な人はいない」
⑪ 一生懸命仕事をしない人がいて腹が立つ 「自分が楽しければいいじゃないか」

私も上記の11のメッセージのいくつかに心あたりがあります。でも嫌なことは嫌、とにかく話してみる、他人に不満を抱えることに自分の時間を使わない、など自分のペースを取り戻すよう日々心がけています。最近、何となくマイナス思考の連鎖から次第に解放されてきた気がしています。

Posted by noriko at October 22, 2004 06:03 AM | トラックバック
コメント

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頑張りすぎているわけではありませんが、
最近の思考の一つに
・今日出来た事をプラスで考える
というのがあるんです。
出来ない事がいっぱいあるときは、それで悩んでしまいがちな暗い性格なので、「今日はこれこれができたから、まっいいか…」と。
もう一つは、
・機会があるときは出来る限り徹底的に楽しむ努力をする
多少、意に染まなかったり、ミスしたりしても、
その分取り返すぞ的な感覚を持ちたいなと思うようにしています。自分を少しずつ変えていかないとね。(それが難しいのも判ってますが…)

Posted by: マロン at October 22, 2004 10:39 PM

マロンさん、こんばんは。

プラス思考に意図的にもっていけるというのはかなりいい状態ですよ(^^)
私は会社で人に対する考え方を変えることにしました。上席にある人でも具体的に何をどうやればいいのかという指示がないと動けない人もいることがわかったので、役職に関係なく自ら指示をすることで、無駄に不満を抱く時間がなくなりました。そしてある程度は諦めることも覚えました。何かを選ぶときには何かを捨てることになりますからね。
自分で意識することから思考回路が変わっていくのだと思いますよ。

Posted by: のりこ at October 22, 2004 11:10 PM

頑張りすぎたら、ろくなことはないですね。
僕も仕事で体をこわし、3ヶ月ほど病休をとったことがあります。
やっぱりほどほどが大切だと痛感しました。
それ以来、自分の体や家族を第一に生活をするようになると、やはりいろいろあるんですよね。
子どもが熱を出して、仕事を休むと、非難するのは女の人だったりします…
どうして? こういうしんどさはあなたが一番分かっていると思うけど?
要は、自分の仕事が増えるのがいやなんですね。
人って、結局わがままです。
だからこそ、自分もわがままに生きなくちゃ。
自分勝手ではなく「我が」「儘」に、ね。
自分らしく生きるのが一番です。

Posted by: Haru at October 23, 2004 01:12 AM

Haruさん、こんばんは。
>子どもが熱を出して、仕事を休むと、非難するのは女の人だったりします…

これねぇ、本当にそうなんですよ。残念ながら男性より同性の女性の視線の方が厳しい。私からみると子供のいる人は大変な思いをしながら仕事を続けているわけで、同性なら多少はカバーしてあげてもいいと思うんですけど。非難する人って「わたしだったら子供を置いてまで働かない」とか「そこまで仕事にしがみつくかしら」とか言います。そういうのを何回も聞いてて昔ちょっと悲しくなったことがあります。

>自分らしく生きるのが一番です。

わがままという言葉が否定的な意味をもつようになったのっていつなんでしょうね?自分流にやることが周囲の反感を買う社会から、今はかなり変わってきたかもしれませんが、私にとって自分らしく生きるのは人生最大の課題です。

Posted by: のりこ at October 23, 2004 02:33 AM

心が癒される11のメッセージを読み返し味わっています。
このメッセージひとつひとつはこころがとても楽になりますよね。
ありがとうございます。
じぶんが一番他人の目を気にしているが、他人はそんなに自分のことを見ていないのだということも、段々最近分かってきました。

マイペースを保つことは、勇気がいりますが心身の健康のためには
一番大切なこと。
他人は、自分の面倒をみてはくれないのですから・・・。

Posted by: TTしらこ at December 11, 2006 05:50 PM
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