新橋演舞場の「寿 新春大歌舞伎」に行ってきました。昼・夜ともに3作品で2つ目の演目は舞踊という構成。2代目尾上右近襲名、團十郎丈の復帰+8ヶ月ぶり東京公演(海老蔵丈もですね)、等など話題性満載の内容です。
今日は3階B席での観劇でした。3列47、48番というのはこんな感じです。
花道七三は見えます。でも前の2列目、45番あたりに座高の高い人=体の大きな男性、が座ると駄目です。その人が右に左に動くたびに自分も逆に動かないと見えません(苦笑)
今日の演目の中で一番よかったのは・・・夜の部の「曽我綉侠御所染 御所五郎蔵(そがもようたてしのごしょぞめ ごしょのごろぞう)」ですかね?福助丈も歌舞伎座から駆けつけて傾城皐月をやってました。(左団次丈も掛け持ちですね。今月は浅草公会堂で男女蔵丈も同じ役を演じるので、親子競演だそうです。)何がよいかというと、歌舞伎本来のバランスがとれているところです。大詰の自害まで上演されないのですが、二幕の間で繰り広げられる男女の機微、敵役との対決、(意図せず主人の愛娼を殺めて)破滅への道、・・・。さすがに河竹黙阿弥の本だけあって、演じる役者が生きています。
パリで絶賛されたという海老蔵丈、菊之助丈の「鳥辺山心中」も美しくてよいのかもしれませんが、まだまだ團十郎パパの方が上です。
ところで新橋演舞場で目立っていたのは大向こうならぬ3階B席の後ろに立っていた掛け声の人たち。特に女性の声、際立ってました。昼の部の「人情噺文七元結(にんじょうばなしぶんしちもつとい)」で團十郎丈が登場したときの掛け声が「待って、待って、待ってましたァ~、(イヨッ)成田屋ッ!!」です。( )の"イヨッ”っていうのは実際の声ではないです(^^)でもこんな感じの掛け声でして・・・。この女性の掛け声、何分目立つので、「人情噺文七元結(人情ばなしぶんしちもつとい)」の最後の2代目尾上右近襲名口上で團十郎丈が話す前の掛け声もバシッと入ってました。双眼鏡で團十郎丈のお顔を拝んでいたら口元がニヤッ。やはり掛け声に役者は乗せられるんですね。
今日は夫の誕生日でしたので(?)お弁当は数ヶ月ぶりに美濃吉の観劇弁当にしてみました。やはりバランスがいいですね。
Posted by noriko at January 4, 2005 10:18 PM | トラックバックあ、今度行く昼の部の席、ちょうどこの辺りです。参考になりました。ありがとうございます(^^)
私は今日は歌舞伎座で幕見していました~。微妙にスレ違ってますね。
asariさん、こんばんは。確かにスレ違ってますね~。
今日は昼・夜ともに男性が前の45番に座ってましたので3列目46番に座った私は前後左右動きまくりです(苦笑)
Posted by: のりこ at January 4, 2005 11:48 PMのりこさん、こんにちは。
初めての新橋演舞場での公演は中旬のチケットを求めてあります。4列48ですので、のりこさんのコメントと写真を参考にさせていただきます。 そんなに素敵でしたか!
「海老蔵パリ襲名公演」のビデオ録画を観ました。本当に美しい姿かたちでした。日本での襲名の時の放送を度々見ていましたが、その時の放埓ぶりとは違ってより謙虚で成熟した印象を持ちました。ルイ・ヴィトンの子息との交流も関わっていたかもしれません。”家を継ぐ”と言う重みを背負う同世代の心情が重なり合って深みを感じたせいでしょうか・・・海老蔵丈の美しさがパリの街並みにも良く合って溶け込んでいました。
私にとって成田屋の家の芸というと「暫」や「助六」などの荒事の演目がすぐに浮かんできます。だからこそパリ公演の演目はちょっと意外でした。ただ、12代目團十郎丈のメトロポリタン公演と比べ、やはりお国柄が違うから演目もそれなりに選ばれたものなのかな?と思っています。パリでは今も昔もデカダンな美しさが好まれるのですかね…。
Posted by: のりこ at January 5, 2005 10:28 PMのりこさん
歌舞伎の演目として「鳥辺山心中」を良く知らないのですが、私も「ふぅーん?」と思いました。”遊女”や”心中”と言うものがどうフランス人に伝わるのかなと。でも、「鏡獅子」は好まれたのではないでしょうか。
一つまた質問ですが、番組中にもあった”字幕”にはこういった海外公演の時は全ての台詞が訳されるのでしょうか?
また、国内での”イヤホンガイド外国人向け”とは台詞全部訳されかつ、解説も付くのでしょうか?
>一つまた質問ですが、番組中にもあった”字幕”にはこういった海外公演の時は全ての台詞が訳されるのでしょうか?
日本語の場合は義太夫をそのまま字幕で出します。パリ公演の放送を観ていませんので推測でしか言えませんが、字数制限のある中、フランス語と日本語という言語の違いもあるため一字一句たがわずという字幕はありえないですから、映画の字幕のような感じで訳されるのではないでしょうか?
>また、国内での”イヤホンガイド外国人向け”とは台詞全部訳されかつ、解説も付くのでしょうか?
日本語のイヤホンガイドでも台詞全部が訳されませんので、英語も同じだと思います。英語のイヤホンガイドは聞いたことがありませんが、今年は帰国子女の同僚と歌舞伎に行こうかという話があるので、実現したら聞いてみますね。
Posted by: のりこ at January 6, 2005 10:55 PMのりこさん、香港へ旅立つ前の忙しい時間にお返事を下さり有り難うございます。申し訳ありません、楽しい旅であります様に。
今日、たまたま「家庭画報」(だったかしら?)を見ていましたら、「海老蔵襲名パリ公演」取材記事が載っていました。フランス人のディレクターの弁・・・「”鳥辺山心中”や”鏡獅子”が理解されるか?」の質問に対し、「ウィ、ギリシャ悲劇は歌舞伎よりずっと以前からフランス人に受け入れられている。」とありました・・・
イヤホンガイドについては、後ほど宜しくお願いします。
のりこさん
こんにちは。新橋演舞場で同じ舞台を見てきました。私の隣の年配女性がとてもキレの良い、年季の入った掛け声を掛けていました。でも、菊五郎・菊之助親子の舞台に誰か間違えている事に気が付かないのか度々、「成駒屋」と掛けていました。周囲の冷たい視線に気が付かなかったのでしょうね。幕間のロビーでは、常連さんらしき男性が(女優の波野久里子さんと親しげに挨拶を交わしてました。)”ありゃ学生かな? 成駒屋だなんていってやがんの!”とのたまっていて可笑しかったです。 パリ公演には、”鳥辺山心中”より”御所五郎蔵”の方が受けたのでは?と思いました。チョット、”ウエスト・サイド・ストーリー”の様でしたが、あの話はどう終わるのでしょうね。五郎蔵が誤って傾城逢州をあやめた後、突然のように「本日はこれまで・・・」となりました。のりこさんがご覧になった時もそうでしたか?
秋山さん、こんにちは。
>チョット、”ウエスト・サイド・ストーリー”の様でしたが、あの話はどう終わるのでしょうね。
あの後、五郎蔵と皐月は互いを刺して自害するというストーリーですね。
>五郎蔵が誤って傾城逢州をあやめた後、突然のように「本日はこれまで・・・」となりました。のりこさんがご覧になった時もそうでしたか?
そうです。その後のくだりがなく、途中で終わる幕でしたので最後は明るくなって終わってました。
1月21日・金曜日、新橋演舞場での歌舞伎見物は始めてでした。終始、声もかからず、芝居の間も次から次からお客さんが入ってきて、せっかくのケンスケの舞台が興ざめです。お客さんを入れるタイミングは見てる人の邪魔にならないように考えて欲しいものです。 いままで幾度となく歌舞伎座・国立とまいりましたが、こんなことは始めてでした。
Posted by: ferohiro at January 27, 2005 11:00 PM




