めまいについてセカンドオピニオンをもらうために朝から丸一日、都内有数の大学付属病院の耳鼻科に行ってきました。朝一番に初診で一般外来の診察を受けた後、急遽、金曜午後しかやっていないめまい専門外来も受診したため今日はめまいに関する検査・診察三昧の日になりました。
これまで通っていたところも都内で有名な病院ですが、今日の大学病院は日本最高峰だけあって検査設備のレベルが大違い。めまいで検査した項目というと、内科で単純MRI検査、耳鼻科では問診と眼振チェックで、その結果良性発作性頭位めまい症と診断されて処方薬を飲んできました。
今日検査をした項目は以下の通りです。
<一般外来>
①耳部と首筋の骨格についてそれぞれレントゲン撮影
②血液検査
③眼振
④聴覚
<めまい専門外来>
⑤平衡感覚テスト
‐ 暗室で光を目で追うテスト
頬や額などに電極をつないで、できるだけ瞬きをせずに光が上下左右に移動するのを後追いするように見て行きます。
‐ 耳に冷たい水を入れて平衡感覚が正常に機能するかどうかのテスト
片方の耳に冷水を入れる(20カウントする間)と、まるで乗り物酔いのような感覚を伴う(=気持ち悪くなります)回転性のめまいが起こります。これを左右片方ずつ試してみて眼振の生じ方が左右均等ならば平衡感覚は均等であり、左右に差があると片方の平衡感覚が劣っている、という診断になります。
この検査では回転性のめまいが生じますが、私のめまい発作の回転とは異なる回転でした。このテストではじめて、回転性のめまいにも色々な種類があるのだということがわかりました。普段から乗り物酔いしやすいので、このテスト終了後はしばらく待合室のソファーから起き上がれませんでした。
‐ 仰向けに寝た状態で左右のうなじや鎖骨、こめかみに電極をつなぎ、左右片方ずつ音が鳴っている間首をおこすテスト
どうやらこれによって左右の前庭に問題があるかどうかわかるそうです。
‐ 台の上に立って眼を開けたまま1分間、閉じたまま1分間、それぞれ直立不動の姿勢を保つテスト
‐ 味覚テスト
甘味のシロップを舌の左右につけ、甘いと感じるかどうかをテストします。
‐ 心理テスト
<結果>
1. 3月に2回めまいの発作があり、2回目は真直ぐに歩くことができない歩行障害がひどかったのですが、まず初回のめまい時に耳鼻科医が眼振を診て「良性発作性頭位めまい症」と診断したことから、初回のめまいは「良性発作性頭位めまい症」によるものと推察される。ただし、めまいが生じている際の眼振がどのように起こっていたのかのカルテを見ていないのでその点については推察としか言えない。
2. 発作時の歩行障害については不明。
3. 今、処方されている薬はいずれもめまいの症状に効くものではなく、発作そのものがおさまっている限りは継続して服用する必要はない。
4. めまいの発作が起こったら横になっていても治らないので、上半身を起こして安静にしておいた方がよい。もし可能ならどちらに頭を向けるとめまいが生じるかを確認して、めまいが生じる方に頭を数回向けることでめまいの症状が緩和することがある。(耳鼻科で行うリブリー法という理学療法もこの原理に則ったもの)
<補遺>
‐「眼振がある=良性発作性頭位めまい症」ではないとのこと。「良性発作性頭位めまい症」のめまいによる眼振は左右どちらかが強く非常に特徴があるそうです。私は医師から「回転性のめまいで眼振があるので」という説明しか受けていません。
‐「良性発作性頭位めまい症」のめまいでは歩行障害は決して起こらない。
‐リブリー法で発作が治まるのは7割。
<結論>
当面は経過観察ですが、もし再びめまい発作が起こったらその時は今日行った大学付属病院で診察を受けることにしました。診療にあたっての経験値と診断を裏づける明確な理由、これらについてのインフォームド・コンセンサスのレベルが余りにも違いすぎるからです。医師にもわかることとわからないことはあります。私と相性がよい医師は、何がわかってどう判断するのか、何はわからないのか、を明確に患者に説明してくれる人だということがわかりました。





