October 02, 2005

10月大歌舞伎‐初日昼の部

今月の昼の部のメインは通し狂言「加賀見山旧錦絵」での音羽屋親子x玉三郎丈の共演。菊之助丈、本当に成長著しいですよね。貫禄すら覚える…。

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女忠臣蔵と言われるとおり敵討ちのストーリーですが、耐えて自刃する中老尾上(玉三郎丈)より召使お初(菊之助丈)の方が演じていて楽しいでしょう。何故か玉三郎丈は初演から尾上役だけなんですね。玉三郎丈というと伽羅先代萩の乳人政岡が印象的ですが、政岡は千松を殺された後に自ら仇討ちして溜飲を下げるシーンで客席もホッとするわけです。中老尾上は恥辱を受けたことで自らの命を絶ち、弾正と局岩藤の悪事については手紙に託すだけ。もちろん玉三郎丈の耐える演技は珠玉ですが、どうもスカッとはしません。
ところで岩藤というと“骨寄せの岩藤”。菊五郎丈を見ながらこのストーリーの後日譚、「加賀見山再岩藤」を思い出しました。歌舞伎紹介本によく紹介されているケレンですが、本筋よりもケレンの方を先に知った身としては、歌舞伎って色々な焼き直しからヒットが生まれるんだなぁ・・・と再認識。

Posted by noriko at October 2, 2005 11:30 PM | トラックバック
コメント

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はじめまして。asariさんのところから跳んで来ました。

同じ初日の観劇されていたようですね。こちらは昼夜通しの三階席でしたが(^_^;)。

たしかにあの尾上の役は、辛抱ばかりですから演じる役者さんは政岡同様大変だと思います。お初の方がやっていて気持ちよいでしょうね。今この尾上と政岡の二役ともしっかりと演じられるのは、玉三郎さんだけでしょう。

ところで、玉三郎さんもお初を一回だけ演じたことがあるのですよ(平成2年)。その時の舞台も観たのですが、しゃきしゃきとしていて、現代風だとの劇評があった記憶がありますが、個人的には大変好きなお初でした。今回の菊之助さんのお初を観ていて、その時の玉三郎さんのお初を思い出しました。

Posted by: 六条亭 at October 5, 2005 11:38 PM

六条亭さん、はじめまして。
これまでは襲名興行以外、3階席で昼夜通し、というのが定番でしたが、お腹が大きくなってくると通しで観るのがかなりキツイので別の日に観るようにしています(苦笑)。

>ところで、玉三郎さんもお初を一回だけ演じたことがあるのですよ(平成2年)。

失礼しました。筋書きをざっと見たときに尾上を定期的に演じているのが目についたので見落としていたんですね。政岡は立女形のお歴々も好演されそうですが、玉三郎丈の場合お茶の作法の手つきがとても綺麗で見とれてしまいます。今の役者さんの中でも随一だと思いますね。

Posted by: のりこ at October 6, 2005 11:13 PM
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