November 07, 2005

不踰矩

吾十有五而志於學。三十而立。四十而不惑。五十而知天命。六十而耳順。七十而從心所欲、不踰矩。

孔子の論語、爲政篇にある「吾十有五にして学に志す。三十にして立つ。四十にして惑はず。五十にして天命を知る。六十にして耳順ふ。七十にして心の欲する所に従いて、矩(のり)を踰(こ)えず」 です。何故いきなりこの言葉かというと、うちのちびちゃんの名づけで「のり」という音の漢字を調べたら「法、典、規、則、紀、憲、矩」という字が出てきた、ということを夫と話していた際、最後の“矩”について夫が「それって論語の“矩を踰えず”の矩か…。私は“矩を踰えず”っていうのが嫌い(要するに、規則にしばられて小さくまとまるなということらしいです)なのでその漢字は使いたくないなぁ。」と言ったのでせっかくなら論語ももう一度調べてみようと思いました。

様々な解釈はあると思いますが、“矩を踰えず”の“矩”は定木、さしがね、またはきまりや掟という意味なので、“矩を踰えず”は概ね(人生の)法則(道)に外れない(外さない)こと、と言えるでしょう。夫も人の道を外れた人間になってもいいと考えているわけではなく、もっと狭い意味で規則に縛られた器の狭い人間になって欲しくないと考えたようです。

規則や決まりごとは私たちの身の回りに多々ありますし、それを守ることで集団、組織の秩序は守られています。でも時代錯誤の規則に縛られて守ることのみに執着するのはどうでしょうか。“矩”とは実は一度定めたら動かないものばかりではないと思いました。

Posted by noriko at November 7, 2005 09:53 PM | トラックバック
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