January 31, 2007

普通の子

何だかんだと本を読む時間がなくて小刻みに時間をつくってやっと読み終えました。
「のび太・ジャイアン症候群4 ADHDとアスペルガー症候群 ‐この誤解多き子どもたちをどう救うか‐」

この本を読んで改めて考えさせられたのは、私はこれまでに何をもって「普通の子」とそうでない子を判断していたのだろう?ということ。きっと普通の子なんて言葉自体が無意味で、こんな子もいればあんな子もいる、そして例えばみのりの中のこういうところもあのようなところも全部含めてみのりだし、そのお友達も然り。何だかこれまでの人生で硬直的な考え方をしてきたんだなぁと反省しきりです。

みのりを産む前、産んでから、子どもの病気や症状、障害などそれまで知りえなかったことに色々と関心を持って本を読んだり、ネットで調べたりしてきました。最近でこそTVで自閉症やADHD、アスペルガー症候群などが取り上げられるようになってきましたが、知れば知るほど自分にもこういうことって当てはまる、という特徴があるものです。例えば大人のアスペルガー症候群の人たちは「考えるときに言葉よりも視覚的なイメージを使って考えるということ」。結局、総合的な診断でこうしたカテゴリーに入るかどうか、ということになるんでしょうが、みのりがそうなのかどうかは別として、子育てをする上でこれは心に留めておいた方がいいなと思う点があったので備忘録として記事にしておきます。

第3章の「家庭での子育て、接し方はどうすればよいか」の「1.子どもと家族が穏やかに生活できるための<基本的な対応>とは」より。
◎対応1.ひたすら書いて・書いて・書いて
①時間を書く、②やるべきことを書く、③「気持ち」も絵にかいて伝える、④子どもの話を書き留める

◎対応2.初体験の前に予告する、変更は最小限に
①予告する、②変化は最小限に、③新学期や行事の時期は無理をしないで

◎対応3.言葉のこと
①具体的に指示する(Xあいまいな指示vs.○具体的な指示)
「ちゃんとしなさい」ではなく「シャツをズボンの中に入れなさい」など。
「早くしなさい」ではなく「7時35分までにご飯を食べなさい」
「部屋を片付けなさい」ではなく「部屋の床に落ちているおもちゃを赤い箱に入れなさい」
「みんなと同じようにしなさい」ではなく「授業中は、おしゃべりをしないで先生が黒板に書いたものをノートに写しなさい」
②ダメはだめ!(× ~はダメ vs. ○ ~しよう)
「テレビを見すぎちゃだめ」ではなく「コナンが終わったらテレビを消そうね」
「走っちゃダメ」ではなく「ゆっくり歩いてみようね」
「大きな声を出しちゃダメ」ではなく「青い声で話そうね」(*これは対応1の③の箇所で声を色分けして考えるというところがあり、赤い声は大きな声、青い声は小さな声という感じで色分けして説明しています)
③冗談は通じない

子どもだけではなく大人に対してもなるほどと思う部分があります。大人の物差しで物事をはかることに慣れてしまったから子どもは理解できない、と思っていたけれど、実はそうじゃなかった…。関西の有名受検校の教師をしている友人が言ってました、「面接したぐらいでアスペルガー症候群は見抜けない」。結局、周囲が「個性」として受け入れることが出来るかどうかによって、誤解に苦しむ親子が進む道は大きく変わってくるのではないでしょうか。

Posted by noriko at January 31, 2007 02:06 PM | トラックバック
コメント

名前(ニックネーム可)とメールアドレスは必ず入力してください.
メールアドレスは管理者にのみ通知されます.
コメントする




保存しますか?


1530331
Since Oct 1, 2003