October 06, 2003
[日経ネット時評] ほしいのは自治のためのICカード――どうする、住基ネット [情報技術]
2003/10/6付 小林隆氏の記事の論旨は
住基カードに人気がない
自由と安全との選択権を個人がもてるネットワーク利用モデルが求められている
ICカードは利用者層が広いことが大和市で実証されている
住基カードが、自治のためのICカードへと発展することを望む
というものだ.氏の主張には
・現状の住基カードに対するスタンス
・住基カードを「自治のためのICカード」とするための道筋
のどちらも記されていないため掴みどころがない.掴みどころがないながらも,簡単にコメントすると,
現実空間での活動が一人ひとり異なるように、情報空間への参加の仕方もまた、一人ひとり異なる。だから、自治のためのICカードは、一つのプラットフォームがアプリケーションを拘束するようなことがあってはならず、官民を問わず、誰もが選択できるようにしなければならない。また、そこに求められるセキュリティーも、完全性も必要であるが、時と場合によっては、セキュリティーよりも利便性が重視されることもある。
そのプラットフォームを官民が使えるのはあるいは構わないのかも知れないが,
民間利用時には他のプラットフォーム(というより認証基盤)を代替で利用できるようID所有者が選択できる自由度を設計思想として考慮して欲しい.そうでないと統合IDによるプライバシーの低下リスクが急上昇するからだ.実際,住基コードの民間利用は(プライバシー意識が十分浸透されていないとされる現状でも)罰則付で禁止されている.
また,「セキュリティより利便性」を重視する個人とシーンの組合せがあるのかもしれないが,だからといって,プラットフォームとして,セキュリティの完全性が不必要とはならない点には注意が必要であろう.
(註)私自身もっとも追求したいと思ってる分野の一つなのだが,現時点論点の整理もうまくいっていない.いずれ下線以下に意見をまとめたい. Posted by pshige at October 6, 2003 11:59 PM | トラックバック (0)
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