October 21, 2003
[日経ネット時評] IT強国と呼ばれる日もあとわずか?――韓国はBB統合網でもう一度立ち上がれるか [情報技術]
2003/10/21付 趙章恩氏の記事の論旨は
5年ほどIT強国を自負する 韓国情報通信部は,世界に目を向け始め日本視察により危機意識をつのらせはじめた.
先端情報通信の体験場を作れていない点,DSL中心で無線やFTTHが弱い点などだ.
韓国はブロードバンド統合網を目指すBCN計画を推進し,2007年目処に50-100MBpsのアクセス網と韓国経済のIT産業へのシフトを目指している.
というものだ.興味深いコラムだからいいといえばいいのだが,私はこのシリーズのコラムは時事論評なのだとおもっていた.なぜか最近単なるレポートがやたらと多い気がする.
韓国がこれ以上ITに特化していくのが当たりなのかどうかは私は疑問である.他に世界一を目指せる領域が韓国にあるのか,というのを織り込んでもである.
すでにある資産である電話線を流用して,DSLが安く構築できるのは世界中で知れた事実である.それを国家が積極的に推進したのが5年前の韓国の成功である.
これを無線や光ファイバにシフトするためには膨大な投資が必要だ.このコストは誰が出すのであろう?
国家予算から出すのなら支出の優先順位と支出時期の妥当性を検討する必要があろう.他の公共投資でも福祉でもなく今ITインフラなのか?
民間に出させるのなら,妥当な価格におちつくコストで構築できるのかだ? 日本のようにゲームのルールだけをかえて,通信インフラを廉売させうまくいってるように見せる無理は,目先こそよいが将来への問題の先送りにしかならないだろう.
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