October 25, 2003

「キル・ビル」抜群 [キル・ビル, スタイル]

キル・ビル初日.有楽町マリオン・ピカデリ1で14時から見た.松竹は歌舞伎会会員割引で1000円になるのでお徳.

ひとこと,「キル・ビル」抜群

キル・ビル サントラ

ナンシーシナトラの「バン・バン」,.「鬼警部アイアンサイド」のテーマ(日本的には日テレ土曜22時「ウィークエンダー」のテーマ),布袋の「新・仁義なき戦い」のテーマ,梶芽衣子の「修羅の花」をサントラできけば,いつでもキルビル・ワールドに戻ることができる.

「仁義なき戦い」ファンの友人に教えてあげないと.

以下ネタばれは避けるようにするが,何も知りたくない人はパスしてください.



予告編的前提知識はこことかに任せるとして,

「仁義なき戦い」「柳生一族の陰謀」あたりの深作ワールド(だけでもないけど)をタランティーノが解釈しなおして作った娯楽映画.

梶 *密偵おまさ* 芽衣子「恨み節」や「柳生一族の陰謀」のテーマなんかまで流れる.
とても洋画という雰囲気ではない場面も多々あった.

ディテールは細かいんだけど,微妙にずらしているのでそこが楽しい.

一番の何故?は,やっぱり千葉真一演じる「服部半蔵」がなぜか *刀鍛冶* という点.

だからといって,はずしっぱなしじゃなく,細かいところは妙にこだわってる.

例えば,同じシーンで髪をきれいにそったツルツル頭の弟子を演じる大葉健二は,昔「影の軍団Ⅳ」「影の軍団・幕末編」に千葉真一演じる服部半蔵の配下「がま八」として出演していた役者,とか.

(大葉健二って知らないといわれそうなのでちょっとだけ補足しておくと,,, 宇宙刑事ギャバンといえば顔を思い出してもらえるだろうか?)

こうした細部の異常なまでの凝り様に気づく観客は当然のようにゲラゲラ笑ってる.

あと必ずしも下敷きになってる深作等を知らない,アメリカの観客や批評家にこうした映画がどう写るのかも非常に興味深い.

今回のはキルビルNo.1.No.2 は来春らしい.今から楽しみである.

<追記>
自分の備忘録もかねて関連URLを追記する.(2003/10/30)

クエンティン・タランティーノ監督インタビュー
キル・ビル元ネタ辞典
 キル・ビルの下敷きになっている作品一覧が判る
石川社長インタビュー
 キル・ビルのアニメーションパートの制作担当者.
タランティーノ憧れの日本女優 梶芽衣子インタビュー
 タランティーノは「密偵おまさ」も知ってるのだろうか?(ってどうでもいいけど:-p)
オフィシャルホームページ
 いちおうこれも.

<追記> 2004.4.14
なんと「製作メイキング」から「オキナワTシャツ」まで付いた「キル・ビル Vol.1 プレミアムBOX」発売が決定されている.限定30000.発売日4/16までに速攻で予約しないと.

キル・ビル Vol.1 プレミアムBOX

また「キルビル Vol.2サントラ」も公開前からすでに準備されている.初回版のみジャケットステッカー入りとのこと.
こちらは発売日4/14がすぎてるので早めに押さえるに越したことはない.

Posted by pshige at October 25, 2003 04:42 PM | トラックバック (19)
コメント

@丸の内ピカデリー1です。劇場には女子高校生の制服姿が複数いて、客層はバトルロワイヤル的?と思ったけどバトルロワイヤル見てないからなぁ(笑)ユマが主人公なんだけどリューシーが主役を食ってる。アリーと一緒。

Posted by: のりこ at October 26, 2003 12:56 AM

大葉健二を観て『ギャバンだ!』と叫んでしまいました。

Posted by: kaminogoya at October 27, 2003 11:28 AM

あの頭をみてギャバンだと判るのはさすがだなぁ.

私はかつて,とある特撮マニアに,大葉健二のすごさについてこんこんと説かれた過去があるので,かろうじて,がま八=ギャバンというシナプスが形成されました.

Posted by: pshige at October 27, 2003 09:51 PM

トラックバックどうもありがとうございました。

>大葉健二って知らないといわれそうなのでちょっとだけ補足しておくと,,, 宇宙刑事ギャバンといえば顔を思い出してもらえるだろうか?

へええ、知りませんでした。あの人ギャバンの人だったんですか!
さらに服部半蔵の配下「がま八」として出演していたなんてことは全く知りませんでした。
そういう前提があってあのシーンってできたんですね。

僕にも「がま八=ギャバンというシナプス」ができました。
どうもです!

Posted by: depthofsky at November 3, 2003 05:50 PM

映画見てるときは気づかなかったんですが,
オーレン・イシイの「オーレン」というのは
影の軍団Ⅳ/幕末編で同じく半蔵の配下・
準レギュラーのお蓮(志穂美悦子)から名前
をとってるらしい.

タランティーノ自身がそういってるのか
どうかは,裏がとれてないけど,確かに
つじつまは合いすぎてる.

タランティーノの生まれ育ったロスでは
確かに影の軍団シリーズが字幕付で放映
されていたらしい.そんじょそこらの
日本人より「影の軍団」に詳しいアメリカ
人がいても全然おかしくないですね:-)

Posted by: pshige at November 3, 2003 10:51 PM

トラックバックありがとうございました! :-D
私は実は下敷きになっている元々の映画についてはあまり知りません。そのような知識がなくても、タランティーノが面白いと思っている映像は、やっぱり面白いです。
でも、下敷きの映画をよく知っている人は、私とは違った楽しみ方ができるのですね。

Posted by: 一色政彦 at November 5, 2003 12:57 AM

Trackbackありがとうございました。

KILLBILLは、親の目を盗みながら見ていた東映ヤクザ映画の感触を思い出しました。

これで成田三樹夫が出演していたら悶絶してしまいそうです。

Posted by: maxi at November 5, 2003 10:11 AM

実は私も日本のドラマや邦画はみてますが,
ウェスタンはわかりません.

日本ものの範囲内ではどこをどう下敷きにしてる
のか大体みえます.

春までに元ネタものは制覇したいとは思ってます.

成田三樹夫さんはご存命なら間違いなく出てたでしょうね.

Posted by: pshige at November 6, 2003 12:26 AM

トラックバックありがとうございました.
blog最近始めたばかりなので,うれしいです.

とにかく,飛行機のシーンにはまいりました.
あれは,アメリカ人に理解されるのでしょうか?

日本映画にすごくお詳しいのですね.
こちらもそこそこ観てはいるのですが,だいぶ負けてそうですね.

元ネタ完全制覇したら,教えてください.

Posted by: tanabe at November 6, 2003 09:03 PM

こんばんは.今後ともよろしくお願いします.

No.1を日本人以外がどう楽しんでるのかには確かに興味あります.

Posted by: pshige at November 7, 2003 09:43 PM

Trackbackありがとうございました。

私の方では詳しい説明は全然しておらず、
情報量の多いこちらのサイトはとっても楽しいですね。
(特に観た後の、そうだったのか!、とか・・。)

他のログもよませていただきます^^。

Posted by: miyuki at November 18, 2003 08:34 AM

miyukiさん

返事遅くなってすみません.
下敷きを知らないでみられたmiyukiさんの感想も新鮮です.

ギャガは年末年始に向け,そろそろ次のキャンペーンをはじめないのかな.キルビルサイトも引き続き要注目です.

Posted by: pshige at November 24, 2003 08:57 AM

キルビル観ました、恥ずかしながらビデオですけどすぐに映画館で観なかった事を後悔しました、素晴らしいとても素晴らしい!まさしくすべてサムライスピリッツ 今の日本人サムライの心を忘れてしまっているから、タランティーノとユマサーマンがあー私達の祖先てサムライだったんだなあってつくずく想い出させてくれた 初めから終わりまで日本刀に拘ったのも凄い!その日だけで3回、2日後にまた2回観ました、考えるんじゃなくて感性で観る映画ですね とにかく本当に素晴らしい映画ですね、何度観ても鳥肌が立ちます。

Posted by: みっちゃん at May 2, 2004 08:52 PM
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