November 03, 2004

孫と父とおじいちゃんと [歌舞伎]

歌舞伎座11月顔見世興行の注目は,仁左衛門丈,その子孝太郎丈と孫の千之助丈なのだろう.

昼の部の演目は4本.顔見世ということで,多くの役者を舞台にあげるためか,なんとも忙しい.4本目は「お祭り」で,4歳の千之助丈の初舞台.松嶋屋三代で演じていた.

なんでも千之助丈の将来の夢は「ウルトラマン」だそうで,なりきって立ち回っていた.

9月の宜生丈は3歳で挨拶もできないような具合だったが,4歳となると「きめ」も決まり,堂々たるもの.この1年の差は大きいのだなと妙に感心させられた.

夜の部の演目は3本.「鬼一法眼」「吉田屋」「河内山」
今回は仁左衛門が初役で臨む「河内山」を楽しみに出かけた.

というのは,昨年9月歌舞伎座で吉右衛門の河内山が圧倒されるものだったため,仁左衛門丈がどう演じるか楽しみだったからだ.

結論からいうと,こと「河内山」に関しては,吉右衛門丈が数段上だと感じた.
仁左衛門丈の「河内山」が悪い訳では全然ないのだが,以前書いたとおり,「大当たり!!」と大向こうをうならせるほど,吉右衛門・河内山は間があまりに絶妙なのだ.長年演じ続けてきた当たり役とはこういうものをいうのかも知れない.同様に,玉三郎とのコンビなど,仁左衛門の当たり役を素直に楽しんでるのがいい気がしてきた一幕だった.

Posted by pshige at November 3, 2004 10:35 PM | トラックバック (1)
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